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竹炭/竹酢液製作体験記

 


竹炭/竹酢液制作体験記 はじめに


WEBマスターの曽我部です!

約2週間更新が滞っておりましたが、皆様は如何お過ごしでしたしょうか?


最近毎日暑くて暑くて、普段家で寝るときはクーラーを使わないので
暑さで明け方目が覚めてしまいます。


そんな暑い中、いつもはパソコンの前にずっと座って仕事をしている私が久々に
肉体労働に勤しんできました。


何をしてきたかというと、、、、、、

竹炭制作体験記 1-1 枯れた竹の伐採

7月某日、空は快晴、絶好の体験日和の中、会社から車を(安全運転で)飛ばして約2時間、滋賀県の琵琶湖の近くにある新旭に到着。

まず、KCPさんの本社に向かい、その後一面水田の緑の絨毯を抜け、竹林に囲まれた炭焼き場に到着。



以前、春にお伺いしたときはまだ竹と竹の間隔があいていた竹林も、約3ヶ月で大きく変わって竹が生い茂って?緑の壁?のように成長しており、今更ながら竹の成長力に驚きました。


今回は、いつも行っている炭焼き体験ではなく、商品のできる過程、作り方を主に見させて頂ける日程を組んでもらいました。


その旨の説明を10分ほど受け、早速竹林の中に入って竹の伐採から体験しました。

基本的に、商品用の竹を切る時期はお彼岸過ぎから11月の末までと決まった時期に行っているのですが、今回の炭焼き体験では立ったまま枯れている竹や、倒れている竹を運び出します。


初めに、立ったまま枯れている竹を切りました。


たったまま枯れている竹を倒したい方向から切ります
伐採する手順は、まず竹を倒したい方向の根元付近を半分位までのこぎりで切込みを入れます。


竹は思ったよりかなり簡単に倒れます
次に、切込みを入れた反対方向から切込みを入れた方向に切っていきます。


きっていったら、切り倒したい方向に竹を押してやり、倒して終わりです。


その後、倒した竹の枝を伐採します。


倒した竹の枝をそぎ落とします
なたで勢い良く竹の頭の方から根元に向けて削ぎ落としていきます。


この2工程、田部さんと片山さんは流石に難なくこなしていましたが、私はコツをつかめず四苦八苦。今回は2本で許してもらいました(笑)

切り倒した竹を移動させます
次に、切り倒した竹を保管場所に移動させます。


力だけは多少あるので、この作業は簡単に終わりました。

竹炭製作体験記 1-2  窯に入れる竹の準備

さて、次は取ってきた竹を適当な長さで輪切りにしていきます。

竹を輪切りにする
円形のノコギリのような歯がついた機械で、竹を約110cmくらいの間隔で輪切りにしていきます。手前の竹の水分を乾かす保管場所から抜き出して機械で切断後、後ろにある棚に積んでいきます。
輪切りにした竹炭を積み上げます
次に、先ほど輪切りにして積んだ竹を今度は縦に4つに割っていきます。
今は、機械に竹をセットするだけで簡単に4つに割れますが、去年までは写真の道具で1本ずつ割っていたということです。

竹を割る道具
初めこんな道具で本当に割れるのか?と思いましたが意外と簡単に割ることが出来ました。
竹を割る道具は意外と簡単に割れます

この後は、竹炭の内側の節を取ります。

この節を取る作業は後の作業にも影響を与えるので出来るだけ節を取り除きます。


竹の節をそぎ落とします


田部さんはこの作業を作業の合間1時間なら1時間と時間を決めてやっているそうで、私はかなり夢中で黙々と出来る作業だったのですが、ずっとやっていると飽きるそうです。
たくさん縦に割っていくと、枯れて倒れていた竹も出てきます。

そういう竹には虫が住んでいる、若しくは住んでいた形跡があるのですが、やはりこういう竹はもう使えないのだろうなあと思っていると、

「その竹は窯に火をつける時の燃料になるから避けて置いて」

とのことでした。


時々竹に虫が住んでいます


窯は金属ですが、まず竹を燃やすときの燃料は石油ではなく、竹炭にはなれないが、竹炭を創るために竹が使われるとは、竹って人間が生活するためにはいい植物だなぁと改めて考えさせられました。

ともあれ、竹の準備は完了です!


この竹を窯につめます


この後は竹を窯に詰める作業です。

竹炭製作体験記 1-3  竹を窯にセットする

この後は今日最後の作業である内窯に竹を詰めていく作業です。

節を落とした竹を運んで入れます。

大体、軽トラック一杯分の竹になるそうです。

まずはふつうに入れていくのですが、一定量入れると普通には竹が入っていかなくなります。

この時点では竹と竹の間にはまだかなり隙間があり、隙間がある状態で焼いてしまうと出来た竹炭が曲がってしまうので、わずかに開いている隙間に竹をねじ込んでいきます。

初めは、力を入れると入っていったのですが、だんだん入らなくなってくるので、木槌を使って竹を叩いて入れていきます。

ここで先ほどちゃんと節を取っておかないとなかなか入らず、困る事になります。これが、滅多に重い物を持って作業することが無い私にとって、一番つらい作業でした。

残っていた節を取った竹を出来るだけ入れていきます。

いつもならもう少し入れるそうですが、今日はこれくらいで許して貰いました。

そして最後に、内窯を窯にセットします。

内窯を滑車で引き上げて、窯に上からセットします。

次に、窯の蓋を滑車でつり上げてセットします。

窯(かま)の温度を計る機械
最後に窯の温度を調べるための装置をセット、装置がきちんとセットされている
かを確認して1日目は終了しました。

竹炭製作体験記 2-1 

2日目

予定では6時から窯に火をつける事になっていたので、いつも朝は時間との戦いを繰り広げている私は、かなり余裕を見て5時に目覚ましをセット。

しかし、その甲斐もなく5時30分に起きて窯のそばに行くと何故かもう火がついている。

急いで田部さんに確認を取ると、

「一応色んな予定があるから、出来るだけ早くつけた」

とのこと。

昨日の疲れで、完全に5時30分まで意識がなかったことを後悔しました。

竹炭製作体験記 2-2

窯の温度の上昇を待っている間に、約1年ポリバケツに貯めていた竹酢液を
大きな竹酢液を入れるタンクに移し替えます。

このとき、長く放置しているとポリバケツの上部と底にタール分が分離しているので、出来るだけその部分は取り込まないように分けます。


いつもより少し遅れ気味ですが、温度計が60度付近になってきたので、煙を冷やして竹酢液をとる準備をします。

煙突に水を掛け、煙の温度を冷やして水滴にして、穴の開いた煙突の下方部から出てくる液体「竹酢液」をバケツでキャッチします。

そこで、効率よく煙突が水で冷やされるように布を巻き、そこにずっと水を掛けます。

この水は、雨水を竹炭で濾過して、お風呂や飲み水にもつかっている物を使用しています。


キッチリ半年以上乾燥させている竹を使っている分、竹酢液はやはり濃い色と独特の臭いがあります。
あと、思ったよりも良く竹酢液のしずくは流れています。


窯の温度が、本来ならこの時点でもう100度付近になっている予定だったのですが、あまりにも上がらなかったため、田部さんが外の煙突をガスバーナーであぶり始めました。


これをすることで煙突の暖められて煙が外に出やすくなり、窯の中の空気が良く動くようになるため、外部の酸素が取り込まれやすくなって炭が燃えやすくなるそうです。


10:30分頃、外の煙突からたくさん煙が出だしました。
これは、昨日内窯に詰めた竹に火がつき始めた合図です。

11時頃、昨日詰めた竹に完全に火がついたようなので、朝から竹を燃やしては詰め込んでいた窯の蓋を締め、この後、窯の中で昨日詰めた竹が自分で炭化するのを待ちます。


これからは、煙の具合と温度計、煙突を触った感じで窯の具合を確認していきます。

竹炭製作体験記 2-3

1330分過ぎになると、窯に設置した温度計は400度を超えました。

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これからは30分おきぐらいに煙や温度を確認しつつ、昨日おこなった竹の節取りや道具の手入れを したり、竹酢液がバケツに溜まってきたら大きなポリバケツに移し替えます。
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途中竹酢液のバケツを交換しましたが、コレは無茶苦茶利きそうだと、臭いと色を見て感じました。
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そうこうしているうちに、1700頃、竹酢液を取るために設置していた水を止めました。
なぜかというと、もう竹酢液として使える部分は取れないからです。 また、煙と竹酢液の量もだんだん少なくなってきています。
2-3-3.jpg
このころになると、窯に設置した温度計は約500度を超えたあたりを指していた。
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このあと、一度朝燃やした竹を入れていた入り口と窯の上の先を開き、ガスバーナーで開いた先端に火をつけます。
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窯の上の先に火を着けるのは、火を着けることによって下の入り口から上の先への空気の流れを作り出し、より温度の上昇を早めるためです。
そう考えると初めからこうしていれば良いと思われるかも知れませんが、初めから行うと竹炭が割れやすくなるのが主な理由です。

これで、窯の温度が650度になるのを待ちます。
窯の温度が上がるにつれ、火の色がだんだんオレンジ色から青い色に変わってくるとともに、 だんだんでてくる煙の量も減っていきます。


田部さんや片山さんは温度計を見なくても、炎の色だけを見て温度を確認しています。

温度計で、窯の温度が650度を超えたら、いままで開けていた窯の下の入り口と、 窯の上の先、煙突につながる通路も閉じて密封します。

2-3-11.jpg
今日は途中まで予定よりだいぶ遅れましたが、後半遅れを取り戻して予定通りの時間に 終了しました。
窯は、明日の昼に開封するまでこのままにして温度を下げます。

竹炭製作体験記 3-1



3日目

今日は朝7時頃に起き本社に移動して朝食を食べました。


その後、商品の加工につての講義を受けました。

まず、焼き上がった竹炭を電気の抵抗値によって分ける作業を行います。

その抵抗値はホームセンターなどに売っているテスターで、なんと焼き上がった 竹炭1本1本値を調べていくのです。

そのテスターで調べた抵抗値ごとに3種類のグレードに分けていきます。

3Ω[オーム]以下

25Ω[オーム]以下

25Ω[オーム]以上

です。

大体、一回竹炭を焼くと1つの窯[かま]から 約60~70kgの竹炭が取れ、そのうち

3Ω[オーム]以下のものが 30~40kg

25Ω[オーム]以下のものが 10~15kg

25Ω[オーム]以上のものが 10~15kg

ほど取れるそうです。

竹炭製作体験記 3-2


まず、抵抗値別に仕分けされた竹炭を粉砕器に少しずつ入れ、粉砕していきます。

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粉砕と言っても、全てが粉上になって出てくるわけではなく、1円玉より小さいくらいの竹炭の破片から、粉状態のものができあがります。

次に、木で出来た篩(ふる)いにかけてサイズ別に分けていきます。

竹炭製作体験記 3-3


一度、加工の手順を教えていただいた後、私も30分ほど加工させていただきました。

ですので、もしかしたら皆さんの手元に届いた商品の中に私が手を加えた商品があるかも知れませんね。

私が加工の作業をしている間、田部さんと片山さんは竹炭セラミックボールの下準備をしていました。

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その作業工程は見ていませんが、セメントを混ぜるように粉状の竹炭をセラミックに混ぜ込んでありました。

このあと昼食を取り、いよいよ今回の体験最大のイベントである竹炭の窯(かま)開けを行います。

ついに窯だしです。

放置して18時間くらいですが、もう窯は熱くなく、手で触れる位になっています。

3-3-4.jpg

蓋を閉めた時と逆の手順で蓋をチェーンでつるし上げて移動させ、内釜もつり上げて移動させます。

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写真を見ると分かると思うのですが、真ん中がへこんでいます。

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これは、下の入口付近に設置していた所がへこんでいます。温度が高い場所の竹炭は周りに比べて 収縮率が高くなるからです。

また、窯の温度は底のほうが高く上に行くにつれ下がってしまい焼き加減がばらついてしまいます。
つまり、同じ竹であっても位置によって電気抵抗値がちがってしまうのです。

ですので、責任を持って1本ずつ抵抗値を調べて、1本の竹炭でも抵抗値が規格以下の部分は折ったりして振り分けていきます。
1回の炭焼きで何100本も竹炭ができるのでこちらも手のかかる作業になります

これで全ての作業が終了しました。